人気ブログランキング | 話題のタグを見る

カープソースのお膝元で、隠れたお好み焼きの聖地?広島県三次市の店を大調査!!


by kinukei

視察・日生のかきおこ

視察・日生のかきおこ_f0064692_2182491.jpg  最近大ブーム中のカキ入りお好み焼き「かきおこ」を食べに、岡山県備前市日生(ひなせ)町に行ってきた。赤穂線の日生駅でかきおこ目当ての客が結構降りた。

 町内に10ほどあるお好み焼き店は、日曜の昼時どこも行列。そろいの幟が風に揺れ、換気口からは香ばしい香りが漂っている。30分ほど待って入った「まるみ」はタイガース柄のエプロンのおばちゃんがコテを握る。生地を丸く伸ばし、キャベツなどを重ねていくのは広島風と同じ。その上に載ったカキの量が尋常ではなかった。


視察・日生のかきおこ_f0064692_2175866.jpgおばちゃんががばっとつかんで、お好み焼きの上におとしたカキは10個ぐらいか。箸をいれるとカキに当たらないことはない。カキ独特の食感を楽しめ、味ももちろん満足。800円という安さも魅力だ。並んだ価値はあった。

 いろんな店を覗くと、オタフクソースや岡山市のタイメイソースの文字があった。「まるみ」はどんなソースを使っているのか聞き忘れたが、タイメイソースは甘辛味で広島のソースと一線を画しているという。(きぬ)
# by kinukei | 2006-02-22 21:12 | お好み秘話

八ちゃん

八ちゃん_f0064692_2355351.jpg 市場の敷地内にあるので開店は午前7時と早い。この市場は県北独特の食文化であるワニ(サメ)も扱っている。年末の早朝に訪ねると、正月需要のワニをさばく熱気に溢れている。お好み焼きを焼くのは市場のおかあさん的存在か。
 昼に訪ねたら、仕事を終えた人が一杯飲みながら、おかあさんと談笑している。漆とタラの芽がよく似ているなどという話が漏れ聞こえ、思わず笑みがこぼれた。
 生地の扱いが丁寧だ。最初に穴を作らないように生地を丸める。キャベツや豚肉を重ねて鉄の重しをかけた後は、きれいにコテで円周を整えていたのに好感を覚えた。


八ちゃん_f0064692_23555661.jpg <作り方>①生地は丁寧に穴を埋めながら丸める②粉節、トトロ昆布、キャベツ、エビ天?、もやし、天かす、調味料③そばを炒める④本体に豚を載せる⑤生地をまわしかけ、引っくり返す⑥鉄の重しで抑える⑦コテで周辺を丁寧に押さえる⑧そばにソースをかけて炒め⑨本体をまたひっくり返してそばを載せる⑩また返して焼く⑪卵をつぶして焼き、本体を載せ返し、ソースと青のり。

三次市畠敷町923 電話:0824(62)2852 7:00-21:00 肉玉そば550円 カープソース (きぬ)
# by kinukei | 2006-02-21 23:56 | 八次・和田

はるちゃん

はるちゃん_f0064692_2130165.jpg かつて県北最大の歓楽街として隆盛を誇った大正町は、今はひっそりと寂れている。名残のスナックが軒を連ねるなか、「はるちゃん」はあった。お好み焼き探険隊結成の運びとなった記念すべき店である。
 ここで腹を満たして出陣するか、仕上げにおばちゃんの顔を拝んで帰るか。大正町でそんな風景がたくさん見られるといいな。
 生地、キャベツ、そばなどを重ねた上に卵を割って、ひっくり返す方法は初めて見た。半熟の部分とソースが絡まってできたとろみが、とてもおいしかった。


はるちゃん_f0064692_2130241.jpg <作り方>①生地を伸ばして、粉節、とろろ昆布、キャベツ、もやし、ネギ、天かす、豚肉を重ね、調味料を振る②上から生地を多めに回しかける③麺をほぐす炒める④麺を本体に載せてその上に生卵を落とす⑤生地を少しかけてひっくり返す⑥ソースをかける

三次市三次町1311 肉玉そば?円(値段見るの忘れましたけど安い) カープソース (きぬ)
# by kinukei | 2006-02-20 21:30 | 三次町
 お好み焼き店を回るようになって、わが家の味を思い出した。京丹波の実家で作るお好み焼きは、関西風の混ぜ焼き。上手にひっくり返せるのがうれしくて、大好きなメニューだった。
 一つの「はてな」は、金時豆が入っていること。時々、舌に感じる豆の甘みがアクセントになって、不思議においしい。ネットで調べるとこれは「徳島風」。母方の里が徳島市だから納得できる。
 なんでも徳島人の金時豆好きは尋常ではないらしい。その流れを組む僕も大好き。正月にあん餅入りの雑煮を食べるなど、徳島の一風変わった食文化は、豆みそ文化の名古屋にも匹敵する。
 蛇足ながら、うちで使うソースは「イカリ」からいつしか「オタフク」に変わっていた。やがて広島で働き、お好み焼きにはまるようになる暗示だったのだろうか。(きぬ)
# by kinukei | 2006-02-18 15:31 | お好み秘話

まっちゃん

まっちゃん_f0064692_2225229.jpg 「姉妹のように仲がいい」という女性2人が店を切り盛りする。いすに腰掛けるなり、「三次にいっぱい店があるのに、うちに来てくれてありがとう」と感じがいい。店を見渡すと観光名所の提灯がずらり。お客が持ち寄ってくれるという。愛されている店なんだと気持ちが温かくなる。
 かつて三次に多かったというそばの先載せ方式。そばもしっかりソースで味付けていた。2人の合わせ技で焼く作業は非常に手早く、まさにプロフェッショナル。
 カレー、キムチ、ごはん、鮭フレーク・・・。独自で考案したトッピングも豊富で楽しい。ごはんやみそ汁もメニューに連なり、家庭的な雰囲気も人気の秘訣かもしれない。
 お勘定のときには、「白鳥みていきんさい」。近くの田んぼでは滅多に来ないコハクチョウが、このところ餌をついばんでいるのだ。


まっちゃん_f0064692_2232068.jpg <作り方>①まず、しっかりとソースをかけてそばを炒める②生地に粉節、とろろをかけ、焼きそばを載せる③キャベツ、もやし、天かす、調味料を重ね④ひっくり返して重しを載せておく⑤卵をコテの底で広げ、本体を載せ、また重しを載せる⑥ひっくり返してソースとネギをかける⑦七味を薦められた。

三次市江田川之内町592 電話:0824(66)1825 11:00-18:00 肉玉そば550円 カープソース (きぬ)
# by kinukei | 2006-02-17 22:03 | 神杉・田幸